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【不動産七不思議 その3】不動産の営業はなぜあんなにしつこいのか?

 不動産業界の謎を解明する不動産七不思議シリーズ

 

今回はその第3弾です。

 

過去2回の七不思議もどうぞ!↓

 

 

fudousandokuritsu.hatenablog.com

 

fudousandokuritsu.hatenablog.com

 

 

さて、今回の七不思議のテーマは「不動産の営業はなぜあんなにウザいのか?」です。

 

謎の郵便物攻撃

例えば、マイホームを買おうと軽い気持ちで住宅展示場に行ったりすると、アンケートと称して名前と住所とともに予算や購入時期などを書かされることがあると思います。

単なるアンケートと思いきや、その後自宅のポストに大量に不動産会社から物件案内資料などが届いた経験、一度や二度はあるのではないでしょうか?

 

 

不動産屋に一度住所を教えるとこれでもかと郵便物が届きます。近所の新築マンションや、少し郊外の戸建てなど、関係なさそうな物件の資料がわんさか。しかもアンケートを書いた不動産会社とは別のまったく知らない不動産会社からも郵便物が届く始末。

 

なぜこんなに個人情報が流失しているのか?不思議でたまりません。

 

 

不動産セミナーの怪人

不動産投資でもしてみようかなという軽い気持ちで不動産セミナーにご参加されたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?ここでもアンケートを書かされます。時たま、携帯番号を書いたりしてしまったりすると、かかってくるのです!

 

「先日は不動産セミナーにご参加いただきましてありがとうございました。いい物件が入りましたので○○様に一番にご紹介させて頂こうと思い電話しました。ぜひご来店の上、内覧だけでもいかがですか?」

 

内覧だけなら、と思い、事務所に赴くと、自分と同じような客が数組、営業マンから説明を受けています。すると明るいグレーのスーツを着た色黒の筋肉質若者が対応してくれます。

 

「お越し頂き有難うございます。○○様にご紹介させて頂こうと思った物件、実は昨日売れてしまいまして、埋め合わせにとっておきのご用意しました!」と。売れたなら連絡くれよと・・・来なかったよと思う一方で、奥からごそごそ出してきた物件が気になってしまいます。いろいろ物件情報を聞いていると、あちらこちらに疑問点が。質問しても核心の答えにたどりつけず、しかし会話しているうちにちょっと仲良くなってしまいます。

 

その日はそのまま帰宅し、しばらくすると、留守電が。例の営業マンからです。折り返すと、またいい物件がでたと。前回の反省から売れてしまうこともあるため、メールで物件資料を送っておいてと軽くあしらいます。

 

しかしその後もメールで送ってくれればいいのに、電話がたくさんかかってくる。電話を完全無視すると3週間くらいで向こうも学んだのか、メールがたくさんくるようになります。そしてそのメールを無視しても、ずっとメールが来るのです。なんでこんなにしつこいんでしょうか?

 

 

なぜこんなにしつこいのか?

実は不動産会社がこんなにしつこいのには理由があるのです。

 

①まず、営業にはノルマがあります。一日電話何本とか、チラシ何枚とか決まっているのです。ドラマ「家売るオンナ」でも同様のノルマが紹介されていました。

 

ドラマ「家売るオンナ 第1話」から学ぶ不動産営業の極意 - 28歳満点宅建士が不動産会社を開業する実況中継

不動産ドラマ「家売るオンナ 第7話」で学ぶ営業の理想形態 - 28歳満点宅建士が不動産会社を開業する実況中継

 

 

②家というのは本屋や雑貨とは違って、背中を押さないと買わないお客さんが多いというのも理由の1つです。大きな買い物でしかも、あってもなくてもいい投資用マンションとなれば尚更買うことに躊躇する人が多いです。しかし躊躇させていてはいい物件も買うことができません。営業マンは背中を押すことも仕事なのです。

 

 

③一番大きな理由は、不動産営業マンに「人が好き」という人が多いからです。「メールなんて味気ない、電話で直接話したい、いやできれば会いたい、ルノアールでもどこでもいいから今すぐ会いたい、そしてこの物件のいいところを伝えたい」という人懐っこい人が多いんです。会話も途切れず、ネタも豊富なのでついつい話を聞いてしまう。しかし話が多すぎてだんだん飽きてしまう。それが営業マンなのです。

 

 

 

この①から③までがそろうと「しつこい営業マン」の完成になるのです。七不思議がまた一つ解明されました。