[山 買い取ります]相続した山地・持て余している山林 固定資産税を節約しよう
親から相続した山や所有している山の固定資産税があまりにも高額で持て余している人がとても多いと相談を受けています。
なかには相続を放棄して登記しないという強硬手段に出ている人もいて、日本全体で九州より広い410万ヘクタールの土地が所有者不明になっているそうです。
処分したくても処分できないという悩みや、いくら安値で売り出しても買い手が全くちかないというご相談、そもそも山の売買はどこでできるのかというご質問まで幅広く受けています。
山は面積が広いので固定資産税が高くなりがちです。地目に農地などがあったり一部では条例で税金が安くなっていることもありますが、年間数十万円単位で固定資産税が発生してしまうのは非常にもったいない。海外旅行にいける金額です。
最近では新潟県の湯沢町のスキーリゾート地のマンションを処分する方法として不動産会社が有料で買い取ってくれるという報道がありましたが、そういう会社は買取後にマンションの管理費用を払わず、迷惑をかけるという記事でした。
弊社ではマンションの買い取りも行っておりますが、管理費用は支払います。最終的には外国人観光旅行客向けの施設に変更する計画もあり、こちらも積極的に買い取っています。
奈良県や北海道、長野県、岩手県、福井県、山梨県、千葉県、兵庫県、鳥取県、大分県などに出張して山の現場視察を通じて、山の査定も行います。お手元に固定資産税納税証明書をご用意いただけますと査定が早くなります。
ご希望の方は下記フォームからお問い合わせください。お待ちしております。
山の固定資産税
親が所有している山
その価値はいくらくらいなのでしょう
親が所有しているということはいずれ自分が相続するかもしれない可能性があります。
親が農業に利用していても都会で暮らしているあなたが相続した場合、利用価値は下がるのが一般的です。
山は放置しているとどんどん荒れてしまいます。定期的に手入れが必要なのです。
放置しておくと猪や熊が住み着くかもしれません。
近隣の人から都会で暮らすあなたに駆除依頼がきた場は対応しないといけません。
そして保有している限り、山は固定資産税が発生します。
その金額は広さや地目などで異なりますが、ネット上では数百万円単位になっている人から悲鳴が上がっています。
自治体に寄付を申し出でも断られる昨今では、ずっと本人が持ち続けて税を払い続けるしかないのが現状です。
しかし最近ではそのような価値のない不動産を引き取る会社が増えています。いわば不動産の産業廃棄物処分場のような事業です。
弊社では、未活用の不動産をサバイバルゲーム場にするなどの有効活用事業を展開します。
税負担でお悩みの方はお気軽にご連絡ください。
不要な山を処分したい 相続放棄された山の処分方法
所有している不動産の処分についてご相談が増えてきています。
ご相談事例
・父から相続した山200万平米の使い道がないのでなんとか処分したい
・祖父の代から代々相続している裏山を私の代では相続したくない
・石川県に山と田んぼを所有しているが自分は大阪で働ていて帰省するつもりはないので自治体に寄付することはできないのか?
などなど使い道のない不動産、特に山と田んぼについて処分する方法を宅建士にご相談頂く事例が増えてきています。
町役場や村役場の管財課や不動産課に寄付の相談に行っても、役場は土地の寄付制度がないからと寄付を断る傾向が強いです。固定資産税の税収が入るので簡単には自治体では引き受けませんよね。
つまり、使い道もなく寄付する先もなく、ただただ所有せざるを得ず、固定資産税を毎年取られるだけの負の財産になっているのです。これを近年では負動産と呼びます。
この負動産の影響はすさまじく、相続のときに相続登記がされずに放置されている土地が全国で急増しているのです。その面積は九州より広いという試算もでています。
鹿児島県では県内の農地の3分の1以上が相続登記されていないそうです。
世間的に非常に問題となっています。
土地というのは、日本列島が形成されてから今まで消失したことはなく、ずっとそこに存在し続けています。その中で土地制度が構築され、土地の売買や賃貸借が繰り返されてきたのです。誰かしらが所有者であり、所有者が税金を払ってきた経緯があります。
その税金も、バブル期の土地の値段が上昇している時期にその値上がりを前提として税制が定められているため、バブル崩壊後の地価下落や人口減少、都市部集中化ということまでは想定されておらず、地方部では顕著に地価に比べて税金が高すぎるという事態が発生しています。ここでいう地価とは路線価のことではなく、所有者にとっての価値という意味です。東京に住んでいる人が三重県の山の土地にどれくらいの価値を見出すのかという意味です。
そのため、現在では、九州よりも広い面積で相続登記が放棄がされているのです。
それでは、相続登記しない以外の方法で、今すでに所有している土地をうまく処分する方法はないのでしょうか?
弊社ではその処分についての支援事業を開始しています。お困りの方がいらっしゃれば是非ご連絡ください。
お金を払ってでも処分したい負動産 バブルの遺産
「バブルの頃に買った不動産を処分したい」
こんな相談が増えてきています。人口の減少、都心集中、賃料減少がとまらず、タダでも買い手がつかない人が増えてきているようです。
別荘用地として買った1300万円の土地。
それが今ではたったの10万円。しかも手数料と広告費が21万円かかったため、実質的には11万円を支払った形で、25年かけてようやく今年処分できた・・・
朝日新聞の取材に答えたこの男性。
固定資産税や免許登録税の税負担が重く、息子や娘たちは相続を嫌がっている。しかも別荘を建ててしまっていたら建物の税金や管理費、掃除、草むしり、害虫駆除、補修メンテナンス、上下水道や電気代の維持などなど負担はどんどん増えていきます。
25年間の税金や雑草処理で、前述の男性は結局トータルでその不動産を処分するために500万円も払ったそうです。
最近では、不動産を買うための融資が付きづらくなってきているので、処分を受けるほうも買う資金の調達に苦労し始めています。そのため処分できる不動産は処分できるうちにお金を払ってでも処分することを宅建士としてお薦めします。
fudousandokuritsu.hatenablog.com
弊社でも長野や山梨、静岡のアパートや更地の買い取り事業もやっておりますのでお気軽にご相談ください。山の売却相談も受け付けておりますのでお気軽に以下フォームからお問合せください!
不動産売買のディープな話 その1
とある不動産会社からとある物件を紹介されました。
この不動産屋さん、名前を仮に不動産会社A社長としましょう。
このAとは前にも会ったことがあるのですが、この不動産会社Aは結構いわくつきの物件を紹介してくるのです。なぜか権利関係や人間関係が複雑な案件ばかり扱っているみたいで、きれいさっぱり簡単な物件を持ってきた試しがありません。どこでそんな物件を見つけてくるんだ?と思えるくらいヘンテコなものばかりです。
Aはメガネをかけたおっさんで頭部の真ん中に髪はありません。両脇には生えています。脂ぎった感じで目がいつもギラギラしています。いつも綿パンにポロシャツで、黒い肩掛けポーチでやってきます。
怪しいおじさんなのですが、なぜかそのおじさん社長が持ってくるアヤシイ物件の裏側の事情を聞くのが好きなので、なんだかんだつきあいが続いています。
そのAがまた物件を持ってきたのでした。
「まいど!また仕入れてきました。秋田の物件なんですけどね、これ土地と建物の所有者が違うんですけど、結構いいと思うんですよお」
土地と建物の所有者が違うことはよくあるので、続けて話を聞きます。
「これね、建物の所有者が転売したがってる物件でして、土地とセットでいけますよ!地主もしっかりしてる会社だし、ちょっと整理したらいけますわあ」
ちょっと整理?なにを整理するんですか?と聞くと
「いや、これね、大したことないんですが、土地のバイケイがマカレテルんですわ。いまマエダが処理してますから!」
ん?バイケイがマカレテル?マエダ?
「いやこれ、撒いちゃってるんですわ、売契」
バイケイ=売買契約書、マイチャッテル=撒いちゃってる ということらしい
「建物の所有者がBっていうんですが、Bの担当者が知恵つけちゃったみたいで、でもマエダが処理してますんで。マエダはAから委任状もらってるんで、ちゃんとしてますう」
まったくわからない。マエダ=前田(人名)らしいことはわかった。前田さんって誰ですか?と質問
「前田は地主から委任状もらってるんで。地主のおっさんと仲がいいんですよ、信頼してるんでえ」
よくわからない。撒いちゃってるってどういうことですか?
「いや、これ地主の娘婿が勝手にやっちゃったらしいんですよ。Bの担当者に知恵つけられたみたいで。その担当者が悪い奴で。クビにしたんで、大丈夫ですう」
Aは語尾を伸ばすくせがある。悪い人ではないが話がよくわからないのが難点。個別の論点を聞く前に、そもそも背景とか全体感の説明がよくわからないのでいつもこちらが質問するのがルーティンになっている。
娘婿がなにしたんですか?
「もともとね、Bは地主に黙って建てちゃったんですよ、建物。で、娘婿が勝手に土地売っちゃったんですよ、Bの担当者に唆されて。」
まだ話がわからない。なぜ勝手に建てる?なぜBの担当者と地主の娘婿はつながっている?つながっているのになぜ無断で建てさせた? 疑問がいっぱい
「だからあ、Bは勝手に土地に建物を建てちゃったんですよ」
地主に黙って勝手に?
「そおお。勝手に建てて。で、娘婿は遊ぶ金が欲しかったのか、Bの担当者から土地を売ったら?って言われたらしいんですわ」
いやいや、娘婿だろうとなんだろうと、まず地主側はBに抗議しろよ笑 なんでBの担当者に遊ぶ金の調達方法聞いてんだよ笑 と思いつつ、話を聞きます。
「で、娘婿が10人くらいに土地売ったんですわ!前田が処理してますんで特に問題ないですけどね。いやもう社長がカンカンですわ!わっはっは」
笑ってる場合ではないよ、と心でつっこみつつ前田とは何者なのかまだわからない
「ハンコも嘘だし、連絡つかないし大変みたいですよ、前田!」
ハンコが嘘ってなんだろう?
「いや、もう全部偽造ですよ、ハンコ。自分でつくったんちゃうかなあ」
と、どこか遠いところを眺めるA。どうやらハンコは偽造らしい。なるほど、地主側が騙されたのか、と思いきや
「いやいや、ハンコ作ったの娘婿ですよ!」
なんと!娘婿が義父の印鑑を偽造して契約書に捺印したらしい・・・
それで義父がカンカンに怒っていたのか!勝手に建物は建てられるし、印鑑は偽造されるし、その義父、ゆるゆるだなと思いながら話は続きます。
「でね、10人に土地売ったでしょ?そのうちの1人が気付いたんですよ!頭いいよねえ」
そりゃ、ハンコ偽造してたら誰かは気付くだろ。でも地主側でハンコ偽造するっていうのも聞いたことがないわ。
「土地全部同じだったんですよ!」
んん?土地が全部同じ?ハンコに気付いたんじゃなくて?
「そうですう。同じ土地を10人に売ってて、それに気づいたんですわ!」
いやいやいやいや・・・娘婿 同じ土地を10人に売るなよ 二重譲渡どころじゃないよ・・ 絶対いつかばれるだろ!苦笑 もうこの時点で腹を抱えて笑い転げそうです。でもがまんがまん
ここまでの話を整理すると、Bに勝手に建物を建てられた土地の地主Cの娘婿は、Bに遊ぶ金の調達方法を相談し、その土地を売ればいいと助言を受けた。娘婿は義父Cの印鑑を偽造して、その同じ土地を10人に売却するべく売買契約書を締結。バイケイをマイチャッタというのは売買契約書を10人と締結したことを意味しているらしい。契約書をばらまいたということの様子。そしてその処理を前田という人物に託したらしい。
その前田さんは何者なんですか?
「あれ、前田と会ったことないの?」
ねーよ!
「そっかあ、名刺交換してなかったかあ」
いや、そもそも会ってないって!
「前田はCのおやっさんと仲がいいんですよ、義理の息子がハンコ嘘ついて売契撒くから、なんとかしてって頼んだらしくって」
前田さんは司法書士とか弁護士とかなんですか?
「いや、不動産関係だね。」
そうだろよ!
「爬虫類みたいな女だよ、だから独身なんだよ!」
前田さんは女性らしい
「一度食らいついたら離さないからね、あれ」
いまだに素性がわからない。地主の義父と前田さんはどういう関係なんですか?義父が経営している会社の社員とかなんですか??
「俺が紹介したんだよ!」ドヤ顔
いつ?
「先月かな、ゴルフでね」
義父と旧知の仲かと思ってたら、あんたが紹介したんかい。知り合って間もない人に会社の土地の二重譲渡の処理を任せるってすごいな・・ゴルフやってる場合か!
でも、そもそもBが建物を勝手に建てたのはいいんですか?普通文句言いますよね?
「でも賃料入ってくるからいいんじゃない?」
いいんじゃない?じゃないでしょ。勝手に土地に建物建てられて賃料入ってくるから、いいっかって思えるそのおおらかさは一体なんなんだ??
そもそもなんで勝手に建てるんですかね?
「そりゃ、売るんでしょ、建売だよ、Bは」
他人の土地に勝手に建物建てて、その建物を誰かに売るのかよ・・・・買う人かわいそう・・・
って、それ、Aがうちにこの物件持ってきたのってうちに売るためじゃん!
今の時点で、Cの土地は10人と売買契約が締結されていて、ハンコは偽造、契約相手の一部とは連絡が取れておらず、そもそもその土地に建てられている建物は、地主の了承を得ず不法占拠している状態で賃貸契約も何もないという状況。
そんな物件、うちに持ってこられても・・・・・
「ま、そうだよね、ガハガハ。前田が処理したらきれいになるから、ちょっと考えておいて!」
そう言い残してAは帰っていきました。
※この商談内容は、地域や人物像はブログ用に編集していますが、ストーリーの概ねの内容は事実です。不動産業界は瓶に入った水のようなもので、大手・大企業は上澄みの綺麗な物件を扱っていますが、そこにたどり着くまでに、瓶の底ではこういう摩訶不思議な商談がしょっちゅうあります。このAという不動産会社は非常にネットワークが広く、不動産業界の瓶の底の世界では顔が広いようです。
サラリーマン大家さんの終焉?銀行が貸し出しを減らしている!
今日の産経ニュースで、アパートローンの貸し出しが32.6%も減少しているという統計結果が発表されていました。
日銀は10日、全国の銀行が平成29年4~6月期に不動産業へ新たに貸し出した設備資金が前期と比べて36・7%減の2兆3954億円だったと発表した。
アパートローンなどの「個人による貸家業」も32・6%減の7171億円となり「不動産投資の過熱感を懸念して慎重な姿勢に転じた可能性がある」(エコノミスト)との見方があった。信用金庫による不動産業向けは18・6%減の5827億円だった。
サラリーマンが数千万円の借金をしてアパートを建設し、一般の人に貸し出すいわゆる大家業・サラリーマン大家さんですが、一番肝心な銀行が最近ではお金を貸してくれなくなってきたということです。
私もブログで解説していましたが、近年ではアパートの供給が過剰すぎて住人が現れず、空き家になっているアパ―トが地方部で続出しています。
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家賃収入で借金を返す計画だったのが、そもそも借りてくれる人がいないのでは家賃収入も入りません。結果、借金を返せなくなって困っている人が増えてきているのです。
銀行としても今まで貸しすぎていた反省からか、それとももう貸せるサラリーマンがいなくなったのかはわかりませんが、貸付を絞ってきています。サラリーマン大家さんバブルが終焉に向かっているようです。
今のうちに駆け込みでアパート大家さんを始めるのもいいですが、借りてくれ人がキチンといるのかしっかり市場調査してからにしましょう。