サラリーマン大家さんの終焉?銀行が貸し出しを減らしている!
今日の産経ニュースで、アパートローンの貸し出しが32.6%も減少しているという統計結果が発表されていました。
日銀は10日、全国の銀行が平成29年4~6月期に不動産業へ新たに貸し出した設備資金が前期と比べて36・7%減の2兆3954億円だったと発表した。
アパートローンなどの「個人による貸家業」も32・6%減の7171億円となり「不動産投資の過熱感を懸念して慎重な姿勢に転じた可能性がある」(エコノミスト)との見方があった。信用金庫による不動産業向けは18・6%減の5827億円だった。
サラリーマンが数千万円の借金をしてアパートを建設し、一般の人に貸し出すいわゆる大家業・サラリーマン大家さんですが、一番肝心な銀行が最近ではお金を貸してくれなくなってきたということです。
私もブログで解説していましたが、近年ではアパートの供給が過剰すぎて住人が現れず、空き家になっているアパ―トが地方部で続出しています。
fudousandokuritsu.hatenablog.com
家賃収入で借金を返す計画だったのが、そもそも借りてくれる人がいないのでは家賃収入も入りません。結果、借金を返せなくなって困っている人が増えてきているのです。
銀行としても今まで貸しすぎていた反省からか、それとももう貸せるサラリーマンがいなくなったのかはわかりませんが、貸付を絞ってきています。サラリーマン大家さんバブルが終焉に向かっているようです。
今のうちに駆け込みでアパート大家さんを始めるのもいいですが、借りてくれ人がキチンといるのかしっかり市場調査してからにしましょう。