28歳満点宅建士が不動産会社を開業する実況中継

宅建実務試験満点の宅建士が一味違った不動産会社を起業!

【隣の木が邪魔!】不動産のよくある質問とその答え 不動産トラブルその1

前回は夫が借金を残したまま亡くなった場合の対処法をご紹介しました。

 

fudousandokuritsu.hatenablog.com

 

今回は近隣の住民とのトラブルを中心にご紹介します。

 

事例4(事例1に近隣住民を登場させています)

 私(主人公)には父と母と妹が1人います。私は社会人として独立し、母と妹を田舎に残して独り立ちして東京で会社員をしています。父は病気のため会社を退職して療養生活をし、母はパートと主婦をし妹は学校に通いながら父の看病をしています。

 そんなある日、父が急死。その後、葬儀や墓・仏壇の手配など、目まぐるしく日々は過ぎ去り、49日を過ぎて、ようやく一息つける状態になると、今度は遺産相続の話が始まりました。

 実家は家の土地が約2000万円、建物は古いので価値は0、そして400万円の価値がある畑、また父の預金通帳には800万円が残っていました。畑は不要なので400万円で売却し、父の葬式費用200万円は私が出したのでそれは返金してもらい、結果、手元には2000万円の土地と現金1000万円、合計で3000万円。

 この遺産相続の話をしているとき、隣に住むキヨさん(女性83歳)の話になりました。キヨさんはちょっと頑固で、自宅にこもりがちなので最近会ってないのですが、キヨさんの家に生える大きな木がうちの庭に入り込んできていて、石塀を根が壊しかけているというのです。

 庭に出て現場を見ると確かに大きな木の根がうちの庭に入り込んで石塀を下側から崩しかけているではありませんか。父はキヨさんと仲が悪く、いつも庭先でキヨさんと会うと根をどうにかしてほしいという話から結局けんかになってしまって収集がつかない状況になってしまうのです。

 しかし、いよいよ根の状況が悪化してきていて石垣が崩れかけているのです。キヨさんに直談判しに行きましたが、大切な木なので切りたくないの一点張りです。一度キヨさんの頑固が始まってしまうと、もう誰も手を付けられません。キヨさんの木なので自分たちでどうにかしていいのかもよくわかりません。石垣が崩壊してしまうと直すのにお金もかかってしまうので、どうしたものかと悩んでしまいました。こんなときどうしたらいいのでしょう?

 

 

満点宅建士の不動産動産

近隣トラブルはつきものですね。今回のケースは木の根が自宅の庭にまで入り込んでしまっているというトラブルですね。境界の石垣が壊れかけているほどの重症の場合は早急に対応する必要があります。

 

実はこれ、ばっちり民法に決まりが書いてあるんです。

 

境界線をこえる根は自分で切り取ってしまっても問題ないと決まっているのです。民法233条では、枝は木の所有者に切らせないといけないのですが、根は隣人が切ってしまっていいのです。

 

この手のトラブルが日本各地で多発したので法律として整備されたそうで、根は土地と一体化しているので、自宅の庭の土地をいじるのは自分の勝手という整理のようです。枝は空中に浮いているので、土地と違って勝手にいじることは許されず、所有者に切らせないといけないようです。

 

なので、法律論で言えば、キヨさんに断りなく根を切ってしまっても問題ありません。

 

ただし、長い付き合いの隣人なのでなにかしら手土産を持って、根を切ることを報告しに行くのがいいと思います。

 

不動産はとても難しく、近隣トラブルなどは1人で解決しにくい問題なので、抱え込み勝ちですが、不動産のことなら近所の不動産屋に相談してください。