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コベナンツとは?金融用語で学ぶ不動産業界

コベナンツという言葉を知っていますか?

 

不動産は取引金額が大きいので必然的に金融機関からの借り入れが大部分を賄います。

 

そのため融資について理解を深めることが不動産を学ぶいい勉強になります。

 

融資契約にはさまざまな条件が書かれています。反社会的勢力でないこと、というのは最も有名ですが、それ以外にも訴訟に巻き込まれていないこと、会社の財務状況が健全であることなども融資の条件になっていることもあります。

 

コベナンツとはそれら融資契約における諸条件の中でも制限が加えられている条項のことを言います。

 

例えば、「コベナンツを充足するためにこの書類を提出してください」と金融機関の人が言うこともあります。

 

融資契約締結後に融資資金を引き出すまでの期間に満たさなければいけないコベナンツ条件もあれば、融資期間中ずっと守らなければいけないコベナンツ条件もあります。住宅ローンのような融資契約はもっとも契約条件が緩いですが、事業用資産向けの数百億円のローンともなるとコベナンツ条件が20にも30にもなってきます。

 

 

半期ごとに決算書を提出したり、決算で決められた経営指標も遵守し続ける必要もあります。借入人が刑事訴訟を受けていないこと、保険請求する場合には金融機関の承認を得ること、数千万円規模の新しい契約を締結する際にも承認を得ることなど、様々なコベナンツがあり得ます。

 

これは不動産だけでなく様々な大型案件のローンにも使える知識なので覚えてくといいですね。