不動産王のその後 借金をするのは大変?その2 ツカサウィークリーマンション社長 川又さん
前回、「不動産王のその後 借金をするのは大変?」で著名な不動産会社社長のその後の人生をご紹介しました。
fudousandokuritsu.hatenablog.com
今回はもっと有名な不動産王のご紹介です。
まずはこのテレビコマーシャル。私のような若い人間でも知っています。皆さんご存知ですか?
よんよんまるまるわんわんわん♪というリズムは頭から離れない心地いいやさしげな音階です。一度聴いたら忘れられない音です。
そうです、今回ご紹介するのはツカサウィークリーマンションの川又社長です。
実はこのツカサウィークリーマンション、リーマンショック後の2009年に自己破産していたんです。負債総額は約800億円。
バブル期に銀行から借り入れしてウィークリーマンションを購入し、短期間しか滞在しない出張のビジネスマンや上京したての学生に爆発的な人気を博し、好業績を上げました。
総資産は3000億円まで到達。
しかし、バブル崩壊と共に資金繰りが悪化。
それでもなんとか、リーマンブラザーズから資金調達して営業をつないでいたもののリーマンショックでついに自己破産するにいたったそうです。
でも、このウィークリーマンションというのは画期的なビジネスだったと思います。
「1カ月は住まないけどホテルで7泊するのは値段が高い」
この需要は時代を問わず存在しつづけています。
1泊の需要は漫画喫茶などで吸収しきれますが、7泊など連泊になってくると今の時代でもこのウィークリーマンションはまだまだ人気があります。
その川又社長が今なにをしているのかテレビ局が密着取材していました。
こちらは25分32秒からご覧下さい。
東京の八重洲にオフィスを借りながら、福島県で不動産開発事業を手掛けているそうです。
最盛期は渋谷の松濤の豪邸に住んでいたそうですが、今でも大富豪の気品が感じられる見た目ですね。
人生山あり谷ありといいますが、絶頂とどん底の両方を知っている人は精神的にも強いですし、先輩経営者としてとても尊敬できます。一度お目にかかってみたいものです。