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買わない決断・買う覚悟 不動産売買の実務

借金をして不動産を買ったことがある人は覚えているかもしれません。

 

物件をローンで買うというのは決断というより覚悟のほうが大きい気がします。

 

自分の条件に合わない物件は数が多いので、買わないという判断は極めて速く行える気がします。決断というより、アリ・ナシを瞬時に判断する感じです。

 

目の前にとてもいい物件がある場合はどうでしょう?いろいろとダメな点を探してみても、見つからない。そのとき、「買う」という言葉が頭をよぎります。手元現金では買えないので当然借金になります。

 

 

銀行への融資申込書を記入し、自分の属性ならローン審査に通るとある意味どこかで分かっていた場合、審査完了までの期間は、買う・買わないの花占いをするような感覚に襲われます。

 

そしていざ審査が通ったという連絡がきたら、覚悟をしなければいけません。借金をするという覚悟です。

 

ローン期間は20年や30年と、かなり長期間です。借金を返済できるのかどうかがとても心配になりますが、この物件を買わないと誰かにすぐに買われてしまうかもしれません。早く買わないといけないのです。

 

 

借金をするという覚悟は相当なものです。人生で1回あるかないかの不動産ローン。

 

 

しかし世の中には猛者がいて、借金まみれの人がいっぱいいます。なので、借金をするからと言ってナーバスになる必要はありません。他人資本の有効活用は経済原則の理にかなった行為なのですから。