起業と病気 予防と克服について
昨日のブログがかなりの反響でした。
病気と起業をテーマにしたものなのですが、意外と世の中の社長さんは病気に苦しめられているようです。
fudousandokuritsu.hatenablog.com
少し前に「マネーの虎」という起業家と投資家を結び付けるテレビ番組がありました。
この番組を見る時はいつも自分が怒られるのではないかとドキドキして見ていましたが、起業した今ではここに出演している社長さんたちがかなりまともなことを言っていることに気が付き、結構お言葉が勉強になったりしています。
その出演者の中で、移動販売のおにぎり屋さんの開業を目指す女性がいました。実家もお弁当屋で1億円の借り入れを6年で返済したつわものです。見事、マネーの虎から投資を受けることに成功して、開店を目指すのですが・・・
ナント開業目前で癌になってしまったのです。
かわいそう、と思ってしまいますが、マネーの虎は彼女に非常にもこのような言葉を投げかけます。
経営者ってのは病気になっちゃいけないんですよ。
病気になるってことは能力がないってこと。
これを理解できないと「経営者」になってはいけないの。
(女性)「こういう(ガンのような)病気でもでしょうか・・・」
そうです。
だって「経営者」は全て「結果」なんだもの。
頑張りました、とか一切関係ない。
そういう運の無い人間は「経営者」になっちゃいけないの。
僕がガンだと診断されたらどうすると思いますか? (女性)「・・・」
まず、「隠す」ことを考える。
「経営者」は誰にも頼れないんですよ。
病気になるのは仕方がないこと、ではないのです。会社の経営者は結果しか求められません。借りたお金を銀行に返せなかったらどんなに人徳がある社長でもダメなのです。どんなにやさしくていい人でも売れない商品ばかり作っている社長はダメなのです。
それと同じで、運がない人間も経営者になっちゃいけないとマネーの虎は語りかけます。
これは私見ですが、世の中には一定数、病気になる人がいます。前触れもなく、突然難病にかかったりする人です。もちろん、世の中の半分の人は虫歯なので、病気になる人のほうが多いですが、これから全身全霊をかけて商売で勝負しようと言う人には、そして一定程度の成功を収める人は病気にならない特性がある気がします。
もちろん、大病と戦いながら上場企業を経営している知人もいますので、一概には言えませんが、起業したとたんに難病になる人が一定数いるのも事実です。病気で諦めてしまうのはとても悲しいことです。
しかし、マネーの虎はこれを「経営者の能力」の1つだと考えているようです。病気にならないのも能力なのだそうです。つまり不運を呼び込まない能力、引き寄せない能力というのが求められるのです。
この考えにはかなり衝撃を受けました。病気になるのは仕方がないこと、ではないのです。
スポーツ選手なども故障に悩まされて、結局、怪我が原因で引退する人もいます。しかし、これもトレーニング次第では怪我をなくせることに気が付いたスポーツ選手がいます。野球のイチロー選手です。この動画を見た頂くのが一番手っ取り早いです。
43歳になっても能力が落ちない理由の1つがトレーニング法です。その中で、「やわらかい筋肉」というキーワードがとても印象的です。デッドボールを足に受けても翌日は何事もなかったかのように試合に出場するのは、やわらかい筋肉がデッドボールの衝撃を受け流しているからだそうです。普通の選手であれば筋トレに励むため、筋肉は固く、デッドボールを受けてしまったら翌日にはなんらかの支障がでるものです。
それをトレーニングで克服できるのがすごいのです。
年齢が原因で打てなくなるのか?むしろ年齢のせいで衰えたということにして欲しい人が世の中に多い。むしろこれから絶頂期が来るとなぜ考えられないのだろう、とイチローは語ります。
手首を怪我しても欠場せずに片手でバッティングして、むしろ打率が上がるなどの驚異的な事実を明かします。
怪我はするものの怪我に強く快復が早い方法を確立しているのです。筋肉を大きくすることではなく、柔らかくするトレーニングを18年間続けているのです。疲れにくい体つくりにもつながります。このトレーニング方法を確立するのに相当な時間がかかったそうです。試合出場への影響を極力減らすことが本物のプロなのだと思いました。
結果を出せばだれも何も言わなくなるそうです。病気になっても経営には支障がでない方法を確立しようと思いました。