28歳満点宅建士が不動産会社を開業する実況中継

宅建実務試験満点の宅建士がインターネット不動産会社を起業!

未経験で不動産業の独立は難しいのか

不動産業で独立開業を目指している人は結構多いのではないでしょうか。

 

私自身は不動産業界未経験で開業したばかりなのでまだまだこれからなのですが、客観的に考察する材料を考えてみたいと思います。

 

まず、不動会社のサラリーマンに「転職する」のはそこまで難しいことではありません。不動産会社はいつも人手不足なので宅建を持っていたらそれなりに引き合いはあると思います。0から学んでいけばいいので特に大きな不安はないはずです。

 

しかし、自ら開業や独立するとなると話は全く違います。特に未経験ならなおさらです。どこかで一度経験を積んでからでも遅くないよ、とかアドバイスをくれる人がとても多い気がします。インターネットのQ&Aサイトでも同様なやり取りが多いです。

 

 

一番安全なルートは、①今の会社にいる間に宅建資格を取得する、②賃貸仲介や売買仲介のどちらか自分が将来選ぶ業態で大手の不動産会社に転職する、③頑張って営業経験を積み、太いお客さんや業界の知り合いをたくさんつくる、④③のためには時間を惜しまず一生懸命働く、⑤満を持して独立、というのが一番確実です。

 

では、私はどうしたかというと、①のみでそれ以外はすっ飛ばして⑤にたどり着きました。理由はいくつかあります。

 

まず、時間がもったいなかった。今すぐにでも独立したいという思いが強かった、というのが本音です。宅建の勉強自体がとても面白かったし苦痛ではなかったことや、自分でも物件を見て回るのが好きだったし、実際に自分でも買ってしまいました。人様に売る前に自分で買う経験はしておいたほうがいいというのが一番大きいのですが、実際に物件を見て回って、買う物件を決めて、買付申込書を提出し、ローンの審査も受けて、売買契約書に署名・捺印、融資契約書にも署名・捺印するという一連の流れを実体験したのはとても有意義でした。自分も早くこういう仕事をしたいと強く思いました。

 

さらに言えば、社長という肩書に憧れがあったというのも本音です。サラリーマンは確かに楽なのですが、自分が希望する仕事をずっと定年までやり続けられるかと言えば、答えはNOです。むしろやってみたい仕事ができるのは長い会社員人生の中でもほんの4~5年くらいじゃないでしょうか。人によっては全く担当できないということもあるようです。それならば、社長として自分が考えた企画で勝負してみたいという一種の勝負師の考えかもしれませんが、お客さんの満足のために徹底的に仕事をやっていた取引先の社長の姿に関心・感動していたこともあり、いつかは自分もそういう経営者になりたいと強く思ったのがきっかけです。

 

もともと商売に興味があり、通信販売やコンサルのような自営的なこともやっていた過去があるので、自分の力で食っていくということに不安はありませんでした。そういうふうに稼いだお金で食べるごはんのほうがおいしい気がしました。

 

むしろ、未経験というほうが強みになることもあるかもしれません。業界慣習にとらわれず、新しい集客方法を考案したり、今までの経験と不動産の仕事をクロスさせた新しい業態を開発できるかもしれません。もちろん、対会社の取引よりも対個人の取引が必然的に多くなるかもしれませんが、今はネットの時代なのでこのブログのようにネットを強みとした個人向けの不動産サービスだって展開できるかもしれません。

 

そういう意味で、いかに利益を出し続けるかという点に集中して仕組みを作っていければ未経験でも不動産で独立することは可能だと思いますし、私自身が実証していこうと思っています。

 

 

まずは自分できちんと結果を出していくことを当面の目標にしています。