宅建士が教える不動産投資のマル秘テクニック その1
宅建士が不動産投資でうまくいく方法をシリーズでお伝えする第1弾。
今回は、いい物件をいち早く紹介してもらうテクニックです。
「いい物件ありませんか?」
これは不動産の営業マンがいつもお客さんから聞かれる言葉です。人によっては悪魔の言葉に聞こえます。なぜでしょう?
いい物件ありますよ、と言って手持ちのいくつかの物件を紹介してもなんだかんだ言ってそのお客さんは物件を買わないからです。
そもそもお客さん側で「いい物件」の定義があいまいで何が欲しいのか決まってないことが原因です。
新築で見た目が綺麗な物件が欲しいのか、見た目は悪くてもきちんと住人がいるマンションが欲しいのか、利回りだけを追求した地方築古物件がいいのか、「いい物件」と言っても山ほどあります。
もちろん投資なので収益性を重視していることはわかっていますが、都心で駅近で築浅で安めの物件というのは基本的にありません。売主側もその好条件をわかって売っているので値段は高めになります。
それでは買い手にとって「いい物件」は存在しないのでしょうか?
そんなことはありません。
まず、不動産の営業マンに自分が欲しい物件のイメージをキチンと伝える必要があります。そのためには営業マンとゆっくり話しをする時間を作らなければいけません。
その時に大切なのは、予算や金額の規模感、得た利益で何がしたいかをキチンと語ることです。100万円稼ぐのと1000万円稼ぐのでは最初の入り口からやり方が違います。最初を間違えると目的のゴールにはたどり着けません。旅行がしたいだけなのか、不動産投資を趣味から仕事にして将来的に不動産会社にしたいなら全くアプローチが違うということにも理解頂けるでしょう。
そして、不動産会社の営業マンとの会話を1回きりにするのではなく、何回も会って話すことが大事です。話している間に本当に大切にしている価値観がわかってくるからです。旅行したいだけだと自分では思っていても、実は車やワインも欲しくなってきたりします。そうすると不動産投資ではなく転職したほうがいいのではないかということにもなります。きちんと言葉に出して考えを深めていくことが大事です。
そのためには営業マンを誘って飲みに行くのが一番です。営業マンは外出が多く、いったん帰社するのも帰りづらくなるので、営業先からそのまま飲みに行ける日程を候補にするとベストです。営業マンとしては夜に営業が1件入ったことになるので直帰できますし、1時間くらい飲むだけでも印象に残るので、いい物件を仕入れた時に真っ先に紹介してくれる可能性を高めることもできます。
不動産会社の営業マンを誘って飲みに行き、たくさん話しましょう。