不動産屋にホームページはいらない??プロの集客術
一般住宅の賃貸や売買をやらないのであれば不動産屋にホームページは不要と豪語する先輩宅建士に会いました。彼も不動産会社を経営しています。
彼によると、賃貸や売買はSUUMOやHomeSのような一般的なサイトでの集客力は圧倒的な一方で、それ以外の不動産取引においては不動産会社がホームページを整備する意味は皆無とのこと。
彼は産廃上場や太陽光発電所用地の取引をしているのですが、そういう産業系不動産会社にとってはホームページを見て連絡してくるお客さんは全くいないそうなのです。
いわゆる「抱き屋」も営んでいるのですが、そういう業界は横のつながりが強く、不動産会社同士で役割分担が完成されていて、他の不動産会社と共同戦線を張っているとのこと。
携帯電話があればほぼ全ての仕事は完了し、メールやFAXで図面や資料をやり取りするだけ。特にメールはPDFスキャンするのが面倒なので全部FAXか写メだそうです。
そういう業界なのでいったん入ってしまえばほぼ電話で仕事をすることになります。ホームページは使いません、との話。
私としてはネットをフル活用して会社の紹介をしていこうと考えていただけに少し衝撃でしたが、確かにコミュニティーに入っていくことの重要性はホームページを整えることよりも重要だとは思いました。
特に一般住宅の賃貸や売買はマーケットとしてはそれなりに大きいですが、産業系のほうが金額は大きいので、信用できるいつもの会社のほうが頼りがいがあるのでしょう。