28歳満点宅建士が不動産会社を開業する実況中継

宅建実務試験満点の宅建士がインターネット不動産会社を起業!

借地と借家の不動産実務 その1

不動産では買う、売る、借りる、貸すの四つが取引の基本形態です。

この中でも一番取引が多いのは貸すと借りるです。

私もそうですが、多くの人は賃貸アパートに住んでいると思います。取引でいうと借りる、ですね。不動産用語でいうと借家です。

家屋の所有者は別で、自分はそれを借りている立場ということになります。

借家というのは法律的に保護が手厚く、家屋の所有者が変わっても簡単には元の賃借人を追い出すことができません。借りている人にオーナーチェンジは影響しないよう配慮されているのです。追い出されたら大変ですからね。

しかし、手厚く保護されていると言っても、例えば、火事を起こしてしまったら賃借人はどうすればいいのでしょう?

賃貸には原状回復義務があります。借りたときと同じ状態で返却するのです。

火事がおきても原状回復して返却しなければいけません。

保険に入ることがほぼ義務化していますが、借家人賠償責任保険という保険で火事の損害を補償します。

賃借人は保護されつつ、原状回復義務を負うという関係性なのです。