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満点宅建士の宅建試験攻略法 2017年版

2017年の宅建試験の試験日程が公表されました。

 

今年は、10月15日(日)13時から15時までです。合格発表は11月29日。

 

www.retio.or.jp

 

試験の申込は7月3日から7月31日までとなりますので、お忘れなく。

 

さて、振り返ってみれば、昨年、私も宅建試験を受験して、見事合格しました。

 

不動産業界の人も、業界未経験の人も、試験が初めての受験の人も、何回目かの受験の人もいろいろな人がいるのが宅建試験の面白いところです。

 

 

私は、不動産業界未経験でしかも初受験でしたが、一発で合格しました。

 

試験勉強のやり方を振り返ってみたいと思います。

 

試験勉強の方法

 

まず、独学での受験は、業界未経験だったので不利だろうと思い、資格学校を受講しました。

 

通ったのはTACの八重洲校です。通信教育やネット配信でなく生の授業でした。

 

web.tac-school.co.jp

 

私が受講申し込みしたのは5月くらいだったのですが、すでにカリキュラムが始まっていたため、遅れての参加となり、速修コースという進度が早めのコースを選ばざるを得ませんでした。

 

5月~

最初は民法の意思表示という難しい項目から始まり、全く不動産が出てこなかったであまり面白くなく、前半は民法に苦手意識がありました。後半になると借地借家法がでてきましたがこれは面白かったです。抵当権設定と賃借権の前後関係によって対抗力が変わったり、占有者への対応や、借家権独特の考え方など、知らないことが多く毎週非常に勉強になりました。

 

7月~

宅建業法の授業が始まると非常に面白く、毎週わくわくしながら受講していました。宅建士証の交付や事務所要件など常識的な部分もあり、特に難しいこともなく、営業保証金や免許制度も淡々と授業が進み、まあ、規制やルールなんてそんなもんなんだろうなという具合でした。重要事項説明や37条書面、8種規制あたりからはこんがらがることが多く、ひっかけ問題がでたら厳しいだろうな、という感じです。特に重要事項説明の賃借と売買のときの説明事項の違いには苦しめられました。最初は何が違うのか見分けをつけられなかったです。副教材で過去問集が配布されたので、電車の中で宅建業法の部分だけ解いてみたりしました。

 

8月~

このころから都市計画法建築基準法、開発許可、農地法など、土地に関する規制が勉強項目になり、まったく知らない分野だったので、毎回必死で復習をし始めました(この頃までは授業の復習はあまりしていません)。特に都市計画法建築基準法は1回や2回では覚えられなかったので、農地法国土利用計画法など簡単なものを先に暗記することにしました。

 

授業とは別に、鬼門である民法の前半部分を集中的に復習し始め、過去問集も解いてみたりしました。また、苦手な分野やよく間違う箇所は1冊のノートにまとめ始めたのもこの時期です。単に問題文を書き写しただけですが。

 

9月~

徐々に応用答練というテスト形式の授業が始まります。5月以降も節目節目で基礎答練という中間テストのようなものがあったのですが、復習が間に合わずあまりいい点は取れていませんでした。そのため、応用答練の前には、学習した範囲を総復習するようにしていました。全部で3回の応用答練があったので3回復習したことになります。それでもイマイチな点数でした。

そこで、苦手な範囲に絞って、テキストを何度も何度も音読して、音と文字(視覚)で頭に叩き込むように勉強方法を改善しました。

 

基本的には過去問を解いていれば、試験に必要な知識は得られるのですが、過去問の1問1答形式ではなく、正解がいくつあるか?とか複合問題が増加する傾向にあるため、私の感覚では過去問の1問1答だけでは5割~7割くらいの得点にしかつながらない気がしたので、予想問題を中心に勉強し、テキストの音読もしました。苦手分野は10回は通読・音読したと思います。教科書のどの辺に何が書いてあるかまで覚えました。

 

10月~

直前期には直前答練という本番の予想問題のテストを4回やりました。これは過去問ばかりやっていた私にとっては非常に新鮮で、資格学校の予想問題なので本番でも的中する可能性も高く、この直前答練だけでも受講できるシステムだったので、資格学校に通っていなかった人も受講したほうがいいと思います。この直前答練では、苦手分野の民法前半と都市計画法の出題は全て暗記するくらい復習しました。また、市販の予想問題集も買い、苦手分野のみ問題を解いて、ありとあらゆるパターンを覚え込みました。

 

ごうかく! 宅建士 直前予想問題集 2016年度

ごうかく! 宅建士 直前予想問題集 2016年度

 

 

試験の出題傾向も分析しました。特に間違っているものを選べという問題や、正解はいくつあるかという問題はちょっとしたケアレスミスが命取りになるため、典型的なひっかけ箇所(「相続があったときから3ヶ月」ではなく、「相続があったことを知ったときから3ヶ月」など)を中心に再度音読しなおしました。

 

本番

神保町にある日本大学宅建試験を受験したのですが、直前までテキストを読んでいました。また、苦手部分をまとめたノートも見直していました。

 

試験が開始されると、民法が難しく感じられましたが、宅建業法の範囲になったときは悩まずに解けたのでこれは受かったかもしれないと思いました。都市計画法などは相変わらず難しく、時間がかかってしまいましたが、税金などの範囲は予想問題が見事に的中し、想像以上に早く解けました。税金に関しては出題に周期があるようで、今年は固定資産税や贈与税が出題されるのではないでしょうか。

 

いずれにせよ、一発で合格できてよかったです。その後実務講習も受講し、資格登録するという流れになります。試験に合格してからも結構時間がかかりますが、行政手続きは時間がかかるものなのでしょうがないですね。

fudousandokuritsu.hatenablog.com

 

 

 

今年、受験される方、応援しています!