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北川景子主演ドラマ「家売るオンナ 第10話」 三軒家万智の遺言

「家を売るオンナ」もいよいよ最終回

 

 

今回は賃貸と売買の両方の仲介業務について三軒家万智の腕がいかんなく発揮されます。というか賃貸は結構手を抜いていましたが、参考になるので見ていきましょう。

 

売り物件の相談

①いつもテーコー不動産社員が行っているバーの若いママが泣いて駆け込んでくる。よく聞くと、バーが入っているビルのオーナーがビルを壊して土地を売りたいからテナントの店に立ち退きを求めており、バーも追い出されるとのこと。バーのママにとっては母親と一緒に生活してきた店なので移転は嫌と言う。

②ビルのオーナーに話を聞きに行くと、オーナーは更地でもビルでも売れればいいということを聞いてきて、テナントを埋めてビルの価値を高めてテナント毎売ることができればバーを守れると気づき、テーコー不動産社員総出でテナントを埋めることに。

③ビルは、2階は居住スペース、1階はワンフロア物件、地下1階は3店舗が入居可な構造。

④テーコー不動産社員は、最近人気でもう一店舗増やそうと思っているタイ式マッサージ屋や、行列のできる占い師、おでん屋、喫茶店、駅前のメイドカフェなどにテナントの営業に行く。タイ式マッサージと占い師がテナントを契約するとなった直後に、テーコー不動産常務から電話があり、本社が該当地区の再開発を計画しているため、そのビルから手を引けと業務支持があり、新宿営業所は窮地に陥る。 

 

⇒テナントの賃貸は三軒家万智は全く関与せず。テナント探しは結構アナログな感じでしたが、人気店の2号店や屋台の店舗化という点が共通していました。こういう風に探せばいいんですね!

 

 

買い手の発掘

①娘が事故で足を怪我したので住みやすい家に引っ越したいと相談してきた母。旦那はシンガポールにいて何年も会っていないらしく、二人暮らしとのこと。15歳の娘は歩けないのでバリアフリーを希望。

②三軒家万智は、娘の希望を聞いてみたいと面談要求するも、寝たきりで車いす生活の娘は「新しいおうちはいらない。ずっと病院にいるから」と拒否。バレーの習い事をしていたが怪我でバレーができずふさぎ込んでいたのだ。医師らの話ではとっくに治っているはずで、立てるはずとのこと。聞くと、1年で2000万円の病室に入院しており、旦那はお金をいくらでも送ってくれるらしい。なぜなら、旦那にはシンガポールに愛人と子供がいてその罪滅ぼしで送金してくれるのだそうだ。娘によると自分をだしにして母は父からお金をせしめているとのこと。

③実は母も凄腕のバレーダンサーで、結婚・出産を機に世界に羽ばたくことを諦め、母として生き、バレー教室を開いて後進の育成に力を注いでいた。娘も母と同じようにバレーに取り組んでいたが、怪我であきらめてしまったため、娘に気を使っており、バレー教室も閉鎖して、大好きなバレーを母は封印していたが、実は隠れて毎晩、毎晩 母はバレーを踊っている。踊らないと自分でいられないくらいバレーは母にとって大きな存在だったのだ。

 

⇒客の深層心理をあぶりだすために三軒家万智は客をストーキングしたり、盗撮したり、ゴキブリでおどしたりしていました。なかなか凡人は思いつかない方法です。

 

 

 売り物件と買い手の出会い

 ①そんな母娘の新しい家を探しに、例のビルの内覧に行くことに。「バリアフリーでもないし、古いし」と母はご機嫌斜め。しかし、1階のワンフロアを見に行くとそこはバレー教室のように大きな鏡と綺麗なフローリングが完備されている空間だった。

②三軒家万智は「この2階で暮らし、1階で踊るのです」と母娘に物件を勧める。シンガポールにいる旦那にも話はついており、旦那は買ってもいいと。三軒家万智は、「人は愛する者のためにお金を出すことを惜しみません。愛は言葉、愛は思いやりなど人はあれこれ言いますが、愛はお金です。この世のたいていのことはお金で解決します。旦那からしぼりとるならこのビルを買ってもらいましょう」と最後の殺し文句で、即決。

 

⇒見事に売りましたね!愛はお金です、ずばり。搾り取れるところから搾り取りましょう!

 

 

 

 

三軒家万智の最後のお言葉

「売れそうだということはまで売れていないということです 売れてから報告しなさい 頑張るのは当然だ 成果をあげろ」

「夢をとりもどすには再挑戦しかないのに、やってみなければわからないのにやろうとしない」

「白州美加、あなたは会社をやめなさい 今まで何人もの新人に出会いました しかし白州美加ほど学習能力の無い人間はいませんでした あなたは仕事にむかない 自分の足で立つことは不可能です 守ってくれる人を見つけなさい それが白州美加の生きる道です。」

「会社の犬。犬だから犬と言ったまで。これまで私はいろいろな不動産屋で家を売ってきました。テーコー不動産に特別守ってもらったりお世話になった覚えはありません。だから会社に義理立てするつもりもさらさらありません。大切なのは私が預かったお客様の人生です。」

「(今どこですか?)シンガポール

「(会社をクビになりそうでも)それでも私の売上です」

 

 

三軒家万智のその後

常務の命令に逆らってビルを売ってしまった三軒家万智は課長と共にテーコー不動産を退職してしまい、1年後には、南日本でサンチ―不動産を立ち上げて家を売りまくっていました。ちなみに、白州美加は同僚と結婚し、妊娠。みんなちょっとずつ人生が進んでいっているようです。