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北川景子主演ドラマ「家売るオンナ 第9話」 家族問題を不動産で解決する不動産営業術

徐々に終盤に差し掛かってきた家売るオンナ

 

三軒家万智の仕事への姿勢がいろいろなところに波及していることがわかる第9話。

 

まずは白州美加から。

 

白州美加への対応

①三軒家万智の指導「家を売らなければ意味はない。チラシをポスティングしただけで大きな顔をするな」

②白州美加は自らポスティングしにいくように大成長。

③白州美加への過去の指導も「どうでもいいことは忘れるようにしました」と記憶に無い様子。

 

 

過去のお客さんからの三軒家万智の評判

①ポスティングしに行った白州美加に週刊誌の記者が接触してきて、いろいろと三軒家万智のことを聞いてくる。記者は三軒家万智の営業手法を悪徳なのではないかと取材しているようで、差白州美加が三軒家万智の武勇伝をぺらぺらと話してします。「1.5億の家を3億で売った」「ひきこもりに一生ひきこもれるような家を売った」などなど。悪い記事を書かれてしまうのではないかという不安がよぎりますが、三軒家万智は「書きたい奴にはかかせるそれで首になるなら他の会社で働くだけ」と意に介さず。

②テーコ―不動産課長がそのことを抗議しに出版社に乗り込むも、記者曰くいろいろ関係者調べたが「ネタにもならない。取材してみても誰も悪口いわないので記事にならない」と三軒家万智の評判を逆に高めてしまいます。記者が保有している二世帯住宅も売ってほしいと逆に営業につながる結果に。

 

 

 

さて、物件を仕入れたところで、複雑な家庭にその家を売るのが今回のテーマ

 

親夫婦、姉カップル、弟夫婦の家庭に家を売る方法

①若い夫婦(弟夫婦)がテーコ―不動産で物件内覧をしに来るが、数ヶ月経ってもなかなか旦那は家を決めない。理由は様々で「南向き8畳間は縁起が悪い。景色が悪い。駅から遠い」などなど。その妻は義姉や義母と同居は嫌なので積極的に物件を探しているという状況。 

②老夫婦(親夫婦)も弟夫婦とは別に物件の内覧をしており、独身の娘(姉)と一緒に住める物件を探している。しかし、旦那はなかなか物件を決めない。「南向き8畳間は縁起が悪い」と。

③親夫婦と弟夫婦が別々にテーコ―不動産に頼んでくる状況について、三軒家万智は「仲のいい親子ではない。なかなか決まらない場合は物件が気に入らないのではなく別の理由がある」と見抜く。

④実は独身の娘にはナイジェリア人の彼氏がおり、親に紹介できないでいた。娘の両親は外国人の彼氏を認めないということで駆け落ちのような状況であり、カップルで住める家を探すためテーコ―不動産に相談に来たとのこと。彼は「建築学科の留学生でバイトをしているが国籍が理由で家を借りられない。両親には内緒にしてほしい」と、三軒家万智に賃貸仲介を依頼してくるが、三軒家万智の専門は売買仲介。しかし、娘の彼に対する愛が強いことを確認し、「今回は賃貸もやりましょう」と即決。

⑤親夫婦、姉カップル、弟夫婦が全員バラバラで物件を探している状況をいったん整理するために、三軒家万智は「私が丸く収めます」「人の気持ちは変わります」「面倒です。一人でやったほうが早いです」とこの状況を1人で解決するを決意。全員を鉢合わせして、それぞれの思いの丈をぶつけあわせ、相互理解を図ることに成功。

⑥親と同居したい弟、親と同居を嫌がる弟の嫁、弟の嫁と同居を嫌がる母親、娘と同居したい母、ナイジェリア人と共に海外に行くことを決意している娘、と状況はかなり複雑に。姉がナイジェリアに行くと親の面倒を見るのは弟夫婦になり、弟の嫁が嫌いで娘と一緒にいたい母は弟の嫁しか残されない状況になるので、母と弟の嫁が、姉のナイジェリア結婚反対同盟を結成することに。

⑦三軒家万智は「共通の敵をつくれば人間は一つにまとまる」とあえてこの状況を作り出したという作戦だったことを明らかにする。2つの雨宮家をひとつにまとめて二世帯住宅を売るというものです。 

⑧結婚反対同盟を結成した母と弟の嫁は実はいがみ合いながらも似たもの同士で、実は理解しあえる関係なのだと三軒家万智から指摘され、いやいやながらも、今まで優柔不断で何も決めなかった父が二世帯住宅を買うことを決断。決め手は、「会いたくなければ会わずに済むし、生きているか死んでいるか位はわかる、遠くて近い、近くて遠い最適の家」であったこと。1億円でお買い上げ即決。

 

 

 

⇒三軒家万智は、いがみ合っている家族でさえも一つにまとめて家を売ってしまいます。同居できるなら一つの家でいいはずですが、二世帯住宅というものを選ぶということは決して仲のいい世帯とは限らず、仲が良くなくても二世帯住宅なら住めるという利点があるということを如実にあぶりだしたことになります。家とはなにか?二世帯住宅とはなにか?ということをよく考え、目の前にいる客にそのメリットをきちんと身に染みる形で提示しているところが三軒家万智のすごいところです。なかなか見どころがある回でした。